日記


6月30日(木)
28日の早朝出発の北海道営業から戻った。今回も3月同様に輸入元のモトックス社担当営業マンとの同行。今回は札幌市内から室蘭までの遠征付きでなかなか実りある営業だった。前回も感じたことだが、北海道の人たちは新しい物を素直に受け入れてくれるようで、モトックス社が新しく輸入を始めた新商材など、ひじょうに興味深く色々と質問や話を聞いてくれる。多くの酒屋さんとレストランを訪問したわけだが、北の大地での営業活動にほんとうに遣り甲斐を感じることが出来た。初めて同行した妻も同じような印象を持ったようで、北海道は冬さえなければ住んでも良いかな・・・と言っていた。

北海道と言えば魚とラーメンだが、今回もラーメンを2回食べた。特に室蘭で食べたカレーラーメンは今まで食べたどのカレー味よりも素晴しいものだった!!行った店は味の大王・室蘭本店だが、ここのカレーラーメンは一食の価値がある。なかなか室蘭に行くのは難しいでしょうが、登別温泉からはかなり近い場所、温泉がてらの室蘭遠征というオプションも絶対の自信を持ってお薦めできます。


6月27日(月)
午前中に一度原稿の打ち合わせで麹町へ。その後、一度帰宅をしてから麻布台の名店と言われるキャンティで夕食をとる。すでに40年にわたる歴史を持つイタリアン、私は初訪問だったのでそれなりに期待をして伺いました。が、その期待はかなり裏切られた、と言う印象が強い。ここはオープン当初を知るだろう50歳を越えた人たちの「昔からここに来ている、昔は良かったなぁ・・・」というようなノスタルジーを感じるための場所であり、そして、港区六本木、麻布、のような比較的に裕福な方たちが、週に一度訪れるような高級な大衆イタリア食堂なのだ、と言うのが結論です。おそらく反論はかなりあることでしょうが、今の時代には全くそぐわないイタリアンと私は断言します。料理の単価はどれも高く、ワインもいつものように高い(それもかなり)。ここ数回に渡るレストラン訪問では、料理はそれなりに満足できる店が多かったが、料理に比べるとかなりワインが高い、が通例であり、ここ麻布台・キャンティでは両方共に標準よりも高く、全く満足が出来なかった。

それでも月曜に関わらず、店内はほぼ満席状態。TV業界にお勤めらしき男性が連れた若い女性とのカップルや業界人グループがやたらに多く、やはりそうなのだ・・・、の印象。また、ソムリエ氏のワイン提供の仕方もどうなのか?ワインをそれほど理解していない方たちには通用するだろうサービスも、ある程度の知識ある人間だったら全く通用しませんよ!今後はもう再訪する事が無いでしょうが、怖い物見たさに訪れるには少々高すぎると思いますので気をつけてください。明日から仕事で北海道へ30日まで行って来ます。今回は札幌から室蘭、室蘭は初めてなので少し楽しみです。


6月25日(土)
帰国時の恒例となっている、成田公津の杜・フォレスタでのワイン会に参加。成田はさすがに遠いが、毎回参加人数も増えて今回は20名を越えた。主催の鈴木屋成田店店長と共に感激である。当日のワイン会は白ワイン特集、前菜からドルチェまで全て白。料理との相性も良く、これから暑くなる時期なので、参加者にはなかなか良い経験となったことだろう。水曜の古河のステーキヤさんも同様、しっかりと根付いていくワイン会をフォローしていきたい。


6月24日(金)
久しぶりに新橋・ピッツェリアドーロで夕食。給料日の金曜日ということで完全な満席。さすがの盛況ぶりだった。10日に日本に戻ってから、取材を含めてイタリアンに行く回数が多かったが、この店ほどコストパフォーマンスが高い店は、おそらく都内にもここを含めて数店しか存在しないだろう。一皿の量を考えれば最高のトラットリア、と言っても過言ではない。ワインリストもかなりヴァージョンがアップしており値段も安い!某リストランテで18000円のワインが9800円で出されていたり、ほとんどのワインが4000円以下、6000円以下、10000円以下、のカテゴリーで収められているが、これには驚き。友人9名で前菜3品、ピザ3枚、パスタ2皿、で満腹。ワインは6本を空けて1人7000円弱と驚嘆のプライス!いつものようにお薦めの店であるが、さらに強くお薦めしても満足をしてもらえると思う。素晴しい晩餐でした。


6月22日(水)
今日は朝から久々の雨模様。梅雨らしい蒸し暑い一日だった。夕刻から古河のレストランにて、吟奏の会・中戸屋さん協賛のワイン会のご招待を受け伺った次第。ここはちょうど2年前にワイン会を行った際も招待を受けた、少し懐かしい場所でもある。今日で5回目を数えるワイン会で、1回目は人数が10人にも満たない状態であったが、今回は16名を数え、断った顧客もいたらしい。料理のレベルも確実に上がっており、地道な活動の大切さを感じさせられた。

ここはステーキヤという店なので、基本は洋食でイタリア色はほとんど無いが、私たちには逆にそれが新鮮であった。パスタの入らないワイン会に出るのは、本当に久しぶりだった(笑)!ワインのセレクトもユニークで、今週は3日続けて楽しい晩餐を過ごせている。が、少し楽しみすぎだろうか・・・。体調管理はしっかりとして行きましょう!


6月21日(火)
先日のモトックス社試飲会でお会いしたマネジャーを訪ねるために、西麻布・グットドールクラッティーニでランチをいただく。ここはネットのレストランガイドで都内のイタリアンでは堂々の第一位を獲得している人気店で、火曜のランチというのに満席であった。流石というべきだろう。ランチのみでは店の真価を問うのは難しいが、パスタを食べた限り、かなりのレベルにあることははっきりと言える。茹での塩加減とパスタの上がりはほぼ完璧だった!店のオーナーは横浜君島屋さん(かなりの有名酒店ですよね)、その影響だろう、ワインリストは半分以上がフレンチで、かつ焼酎や日本酒も厳選された物がある。リストを見る限り、イタリアレストランとは言い難い部分があることも確かだ。その中でもイタリアワインは、それなりに厳選された様子は伺え、あと少しの充実でかなり良い品揃えになることだろう。次回はディナーをしっかりといただきと感じました。夜は銀座ヒビノにて仲間内のワイン会。今回も多くのメンバーが集まり美味しいワインを飲むことができた。


6月20日(月)
イタリアンに勤める友人達と箱根湯本・天山という日帰り温泉へ。日本に戻ると恒例になっている温泉ツアーであるが、一回り以上離れている若者との意見交換は、やはり面白いものだ。男同士、裸の付き合いは気分の良いもの、久々にのんびりとした一日だった。夜は横浜のイタリアンへ。


6月18日(土)
中野坂上・藤小西のイベントに向かう。今回は日本のワイン、山形県上山市にワイナリーを開き、当地に80年以上の歴史を持つシャトータケダから醸造家の岸平典子さんが上京。詳しいワインの説明と山形でのワイン醸造の厳しさなどのお話を聞きながらの楽しい宴だった。基本的にイタリアワイン以外はほとんど飲むことが無い私だが、特に日本のワインに対しては興味の低い方である。勝沼のワインはある程度の経験があるが、さらに北のワインなのでどのようなスタイルに仕上がっているのかひじょうに興味深く出かけた訳だ。結果は想像以上に素晴しいワインを醸造している、という一言に尽き、妻と共に驚いてしまった。

日本ではかなり珍しいであろう瓶内2時醗酵を行うメトドクラシコのスプマンテ、樽熟成のシャルドネ、同社のトップワインである赤のシャトータケダ、日本固有の改良品種で、同社でも最も古い歴史を持つマスカットベリーA。どのワインにも共通したミネラルと酸があったが、これはまさにテロワールなのだ。これだけ共通する味わいをワインで表現することは難しく、よほど自分の土地と気候、葡萄との相性を理解してのことだろう。フリウリはイソンゾのヴィエディロマンスを思いおこしたほど。また、甘口のワインも造っているが=リースリングのアイスワイン=世界の市場に出しても決して恥ずかしくない出来だった!はっきり言って「日本のワインを甘く見ていた」と感じ入った次第。岸平さんはまだ38歳、今後の経験でさらに素晴しいワインを造り出していくことだろう。ぜひ一度山形の土壌と葡萄畑を見てみたいものである。

ワイン会が終了してから、ここの常連さんのSさんからこの蔵のブラッククインという品種から造られた75年ヴィンテージがある、というのでそれをご馳走になった。私はレンガよりも薄いオレンジを想像していたのだが、なんと!まだ紫系の色合いを呈しているではないか。これにはマジに驚いた。色だけではなく味わいにも酸と果実味がしっかりと残っている。私の経験からも70年代のバローロやキャンティクラシコなどを飲んだことがあるが、はっきり言ってそれらのワインよりもしっかりとした味わいなのだ。世界にはまだまだ知られていない驚くべき品種やワインがあることを再認識させられた。

試飲をしたワインは次の通りです。
1.ドメインタケダ キュヴェヨシコ 1999
2.レ フレール タケダ 白 2003
3.シャトータケダ 赤 2001
4.シャトータケダ 赤 1990
5.マスカットベリーA サンスフル 2004
6.遅摘み アイス リースリング 2004
番外:アストレ ブラッククイン 1975


6月17日(金)
月曜日同様に原稿の打ち合わせで麹町へ。終了後、表参道からほど近いイタリアン・ダフィオーレに伺う。シェフの真中氏とは面識は有ったが、氏の料理を味わうのは初めて。どうやら夜はアラカルトよりもコースが中心になっているようで、コースは9500円と7500円と5500円の3つに分かれ、基本は7500円のもの。前菜が3皿、プリモとメインが1皿となっている。ドルチェは別料金だが1000円ほど。料理は約10000円と言ったところ。なかなか繊細な優しい料理、量もちょうど日本人に合わせているようで、妻は十分な適量と言っていた。旬の素材をしっかりと吟味をして使っているし、味付けもイタリアに比べればパンチに欠けるが、十分に納得の出来る塩梅のものだった。料理の方はかなり満足の出来る内容だが、料理に比べるとワインの価格が高い、が正直な感想である。リストはしっかりとした物であるが、よほどイタリアワインに詳しくない限り、予算と内容に見合ったワイン=コストパフォーマンスに優れたリーズナブルワイン=を見つけることは難しいだろう。同行してもらっている文春の編集者は自分ではこのリストからワインを選ぶことが難しい、と言っていた。料理とワインを同じレベルで揃えることはやはり難しいのであろうか?ちなみに今日、私の選んだワインはヴァルポリチェッラスペリオーレの98年、もちろん私のよく知るワインなので料理との相性は良く、価格的にも小売の2倍強であるが納得の出来るものだった。


6月15日(水)
午前中に久しぶりに馬込のマッサージへ伺う。ここしばらく首の痛みが増していてので、助かった!という感じです。先生にはいつも感心させられる。帰宅後は一日中事務仕事。日本ではパソコン向かっている時間のほうが多いので、イタリアに出発する前にはまた行くつもり。


6月14日(火)
今日は忙しい一日だった。朝から横浜にて初めて開催されるモトックス社の試飲会に参加した。この数年の間で博多や名古屋などの地方都市での開催も始めた同社ならではの行動力だろう。横浜はメイン市場である都内に近いので、この地で試飲会を開催するメリットがそれほど大きいとは思えない方も多いだろうが、来場者は230名を越えたそうだ。実際に試飲会で顧客と接してみると真剣度は高く、都内の試飲会とはまた違った印象を持ったのも事実。今後の展開だろうが、とりあえず成功をしたと思う。試飲会終了後、銀座にて友人3名と松屋近くのワインバーへ。色々と話が弾んでしまい帰宅したのは午前様でした。


6月13日(月)
三鷹の若旦那の紹介で昨年からワインの輸入を始めた新しい会社の担当者と面談。今後の市場動向や輸入対策についてお話を。夕刻から文芸春秋社の友人とずーっと書き続けている原稿の最終打ち合わせを。最後の詰めでかなり内容の濃い本になることだろう。仕上げの補足をするためにイタリアンへ妻と3人で出かける。場所は新橋駅・ガード下にあるフェルモである。ここはネットのレストラン情報では、現在都内でNo.2のイタリアンの評価を受けている。その評価を確認する意味をこめて食事をした。ランクは個人情報の集積なので、その通りとは言い難い部分があるが内容はかなりしっかりとしたもので、No.2の評価もダテではないようだ。ワインリストもなかなか評価できるし、特にお薦めのワインを選んでかなり安めの価格設定。新橋という場所柄もあるのだろうが、なかなか頑張っていることが見受けられる。料理の内容もしっかりとしており、パスタは私のリクエストでブロッコリーとアンチョビのリングイネをいただくが、しっかりとした味付けと出来上がり。このような辺鄙な場所にも良いレストランがあると実感!十分に満足をして帰宅。


6月11日(土)
時差ぼけが大きいとは思わないが、朝はさすがにのんびりと起床でした。妻は午後から馬込のマッサージへ、私は掃除や選択の準備で終わり。夕刻から久々に宮崎台の天麩羅・美かささんへ、友人達と伺った。初夏のタネはやはり稚鮎だろうか。今日の驚きは20センチはあろうかという江戸前のギンポ(銀宝と書くのであろうか?)である。滅多に食することは出来ないようで一堂驚きでした!ワインはいつものものであるが、白はアルトアディジェのシャルドネが3000円、赤はシチリアのネロダボラが3500円と格安なのだ!都内の天麩羅やで同じ品質のワインを頼めば2倍から3倍はすることだろう。久々の天麩羅で大満足でした。


6月10日(金)
昨日のフライトで帰国。今回のフライトは生まれて初めてだろう、フライトがスケジュール通りに、全くの狂いがない時間で出発・到着した。こんなこともあるものだと感じ入った。これから7月14日まで滞日します。

サルディニアは、と言うとかなり感激しました!エメラルドグリーンの海は沖縄諸島のような透明度だった。まだまだここは開発がされていない自然と、都会に侵されていない素晴しい人間達が暮らしている。ほんとうに30年以上前(私の記憶する限り)の日本のようだ。出来れば早めに旅行記をアップしたいと思う。画像も沢山撮ってきたので、それも同時に紹介できれば実感していただけることだろう。


5月31日(火)
昨日は超久しぶりにコラード宅にて夕食をご馳走になる。アンナの料理はやはりレストラン級で、とても普通の主婦とは思えない。私の妻もけっこうやる方だが、それを上回るレベルで料理している。今日は鴨をベースとしてパスタとメインを作ってくれた。今日は明日からのサルディニア旅行に備えて散髪へ。朝が早いので戻るまで更新は出来ないだろうし、戻ったらすぐに日本へと帰国する。今週から来週はかなり慌しく過ぎることだろう。それにしても初サルディニア、楽しみである。


5月29日(日)
午後2時にルッカ駅で友人と待ち合わせをし、チェントロの試飲会場へと向った。一般向けには公開されていないので、入場者も少なくバッチリと試飲が出来た。グロッセート・ボルゲリ(スベレートを含む)・リボルノ・ピサ・ルッカ(マッサを含む)の5地域から、83種類の04年アンテプリマを全て試飲。殆ど全部が樽熟成真っ最中なので、色が濃くて(殆ど黒!)タンニンがまた凄いこと!!試飲はかなりきつかったが、十分にポテンシャルを堪能しました。また、今年から現行販売のヴィンテージも別会場で試飲することが出来て、全部を通して飲むと166種類のワインを試飲することが出来る!

今年で5年目を迎えるアンテプリマだが、今年出された04年ヴィンテージは過去のどのヴィンテージよりもバランスが良いワインが多かった。例年、美味しいと思うようなものは本当にごく僅かだが、今年はけっこう良いなと感じるものが多かったのには驚いた。特に良かったものは、パレオ(マッキオレ)、テヌータディヴァルジャーノ(ヴァルジャーノ)、イレンネロ(グアルドデルレ)、ヴァラミスタ(ヴァラミスタ)の4つで、これは素晴らしくなるだろう。また、ルッカ地域のモンテカルロDOCは総体的に良い印象だった。04年はかなりバランスの良いヴィンテージなので、今後の熟成動向ではかなり上質なワインが2年〜3年後にリリースされるだろう。トスカーナの海岸線・04年ヴィンテージは本当に期待が持てるので覚えておいてくださいね!


5月28日(土)
今日フィレンツェ空港からミラノ径由で成田に帰国する友人2名、朝から午後4時までの次元ストライキにはまってしまい、フィレンツェ−マルペンサのフライトがキャンセルになってしまう最悪の状況。結局、フィレンツェ空港からチェントロに戻り、ユーロスターでミラノへ行き、中央駅からバスでマルペンサへ移動。無事に成田行きのフライトには搭乗できたようで何よりでした。それにしても今回のストライキで影響を受けた人はまたまた数万人に上ったそうで、夜のニュースでも放映されていた。今回のストライキは空港職員、それも管制官だけのストライキだったらしい。日本ならば搭乗客に影響がなるべく無いようにストライキもするのでしょうが、この国はそんな迷惑など全く考えていない。空港でも管制官のストなので、旅行会社の人間はどこ吹く風で、全く対応もしてくれなかったらしい。ただアンラッキーで済ませてしまう、イタリアのおおらかさには呆れるばかりです(笑)。

夜は美容室のオーナー宅にて夕食会。パドバからの友人も来ていて午前1時近くまで話が止まらなかった。かなり眠くて帰宅。明日はルッカにてコスタトスカーナという、トスカーナで海に面している地区のワイン試飲会がある。毎年、この時期で行われるが、04年ヴィンテージをアンテプリマとして試飲をするユニークな企画である。フィレンツェに語学留学している友人・Mさんも一緒に参加する予定です。


5月27日(金)
イタリア訪問中の友人達は昨日からはキャンティクラシコエリアに移動し、サンファビアーノカルチナイアのアグリツーリズモに宿泊しているが、今日はマッキオレを訪問するためにカステッリーナからモンテスクダイオまで来てくれた。昨日の移動はかなり大変だったようで、通常は2時間はかからない道程を3時間半かかって辿り着いたそうだ。やはり初イタリアでレンタカー、精神的にかなりキツイと言っていた。

1時過ぎにモンテスクダイオに到着後、一緒にボルゲリへ移動しチェントロのエノテカ・トニョーニにて昼食とる。このエノテカには日本人カップルが働いていると、以前にも日記に書いたと思うが無事にペルメッソを取れたようで、これから暫くはここで根を下ろして頑張ると言っている。けっこう近所なのでこれからもちょくちょく顔を出すつもりでいる。マッキオレには午後4時のアポイントで、建設中のカンティーナを見てから地下にて試飲を行った。今年販売しているヴィンテージをボトルから5本、その後、カベルネフラン、シラー、メルロのバレル試飲をさせてもらった。

私は3月中旬にイタリアに来てから、日本への一時帰国を含めておそらく500種類近くのテイスティングをしているが、マッキオレのワインは郡を抜いての完成度である。これははっきりと言えるが、比較的若いヴィンテージながら本当にバランスが優れたワインだ。また、バレル試飲をした中ではシラーのエレガンス度は98年ヴィンテージのメッソリオを、今は亡きエウジェニオとバレル試飲をしたときの衝撃と同じほどである!これほど素晴らしいワインは世界にそうは多く無いだろう。日本ではすでに伝説のように言われるワイン生産者=これだけで誰を差すか分かる人は流石!!=が、ことさらに取り上げられるような風潮を感じるが、エウジェニオこそが伝説なのだ。そのことを忘れずにいて欲しいのだが・・・。改めて感じた今日の試飲だった。

マッキオレを後にしてからモンテスクダイオに戻り、フォラパリアにてピザの夕食を4人でした。先週から本当に天気の良い日が続き、全くの夏である。畑歩きが続き、この数日でかなり日焼けをしたことだろう。ボルゲリではすでに葡萄の花が咲いていたが、チンツィアによると10日ほど早い開花らしい。このまま良い天候が続けば、今年も素晴らしい収穫になることだろう。十分に期待をして見守って行きましょう。

あと水曜の日記に書き忘れてしまったが、イスタンブールで行われたチャンピオンズリーグの決勝、ミラン−リバプールのゲームには全く呆れてしまいました。ドラマチックで素晴らしいゲームだった言えばそうでしょうが、ミランサイドの私たちにとってはなんとも情けない内容だったのです。まさに油断大敵!この言葉の重みをしみじみと感じました。


5月25日(水)
予定通りにチーマを訪問。体調不良だった友人も大分持ち直して、畑を見て回るのも楽しそうだった。昼食もしっかりと食べる事が出来、イタリア旅行をこれから楽しんで欲しいものだ。チーマではこれから新しくリリースされる赤を中心に試飲。今年から醸造家が変わり、より個性的な味わいへと変化をしているように感じた。パワーよりも繊細なワインへと変わることだろう、やっぱりワインはエレガンスが一番だ!今日特に印象に残った赤はロマルボだった。サンジョベーゼにマッサレッタをブレンドしたものだが、以前に増して素晴らしい果実香があり味わいもかなり優しくなっている。もちろん03年ヴィンテージなので果実のパワーは凄いが、私の見てきた限りこの年から変化があるのは、やはり新しい醸造家の力は大きいようだ。また、シラーのガモも素晴らしかったが、これは当然だろう。最高のワインを造るために、かなりのバリックが外されて僅かに1400本しか造っていないのだから。どちらにしろチーマのワインはイタリアでもトップクラスの個性派である。このワイナリーの良さをほんとに分かってほしいなぁ・・・。


5月24日(火)
昨晩、日本から友人2名がイタリアに来てくれた。イタリアンに勤めている若者で、イタリアのワインと食にかなりの熱意を持っている。今日は朝からチェチナの市場を回り、鶏のローストを食べてから午後一番で一緒にバディアディモローナを訪問。一通りに試飲をした後に、夜はスカッチャペンシエリにて夕食をとった。1人は初イタリアで(初の海外旅行)、生まれて初めて飛行機に乗ったらしくかなり疲れた様子だった。今となっては新幹線も飛行機も同じになってしまった自分には全く分からない緊張感なのだろう。明日はマッサのチーマを訪問するので、体調が回復している事を願うしかない。


5月22日(日)
17日の日記を書いてから集中してパソコンに向っている時間が全くありませんでした。18日から19日の午前中までは土浦で総会に出席、その晩はリアルワインガイドの試飲に参加して帰宅が午前0時近く。翌日はお昼に成田発のエアフランスでイタリアに到着したのは午後9時近く。そして昨日はサンカッシャーノにあるコルティで毎年恒例のトスカーナ州の試飲会を午前から訪問して帰宅も午後10時近く。かなりハードな1週間でした。とりあえずコルティでの試飲の感想を書いておきましょう。

今年で9回目を迎えるGRANDI VINI DI TOSCANAは毎年参加するワイナリーの数も増えて、今では約100社がスタンドを出している。トリノーロやBBグラーツのようなカルトなワイナリーも出展しているので、この手のワインは毎年ここで飲む事にしている。今回特に目を引いたワインはブルネッロの2000年ヴィンテージだ。ヴィニタリーでも感じた事だがよく出来た蔵とそうではない蔵の差がかなりはっきりと分かる。3月にイタリアに来てから飲んだブルネッロ2000年で良かったものはマストロヤンニ・タレンティ・アルジャーノで、逆に悪かったものはサルヴィオーニ・シロパチェンティ・バンフィ・ポッジョディソットだった。たしかに1本のワインから判断する事は難しいが、ワインの状態は悪くなかった以上、2000年ヴィンテージは良くないと判断するのは正しいと思う。また、サルヴィオーニとシロパチェンティの2大巨頭は様々な関係者からあまり良い話を聞いていない。個人的にブルネッロ2000年は1999年よりも上と見ているので、もう少し多くのワインを探ったほうが良さそうだ。試飲をしたワインで良かったものを上げておきましょう。

A Sirio’01:SanGervasio
Brunello’00:Argiano
I Balzini’01:I Balzini
Chianti Classico’02:Poggiopiano
Torre di Ciardo’01:Torrigiani
Luce’01:Luce
Bolgheri Rosso ’03:Michele Satta
Avvoltore’03:Moris
Torrione’02:Petrolo
Chianti Classico’03:San Fabiano Calcinaia
Brunello’00:Talenti
Nambrot’01:Ghizzano
Tenuta di Valgiano’02:Valgiano

この日は最後に面白いセミナーが開催されていた。サンジョベーゼをテーマにしたもので、サンジョベーゼ100%とブレンドをしたワインの比較試飲だった。各ワインの醸造家がそのワインについてコメントをしながらの試飲で、滅多に話を聞く事が出来ないカルロ=フェリーニまで参加をしていた。セミナーの内容自体は今三くらいだったが、各人の思うところを少しは聞く事が出来たのは収穫だった。ダニエル=トマーゼスが司会、パッリ、クルタス、アントニーニ、フェリーニ、キオッチョリ、ベルナベイ、カチョルニャ、というトスカーナの一流醸造家たちが参加。今回出されたワインは8種類で、100%が4本、ブレンドが4本。かなり疑問を残すワインが1本有ったが、醸造家たちはそのワインをどのように感じたのだろうか?ちなみに出されたワインは次の通り。
100%:
・Vito Arturo 01:Le Fonti
・Flaccianello 01:Fontodi
・Percarlo01:San Giusto
・San Martino01:Cafaggio・・・これが問題のワイン!
ブレンド:

・Tassinaia01:Terricio
・Corbaia01:Bossi
・Stielle01:Rocca di Castagnoli
・Ananda01:?


試飲会を終えて同行していた友人をフィレンツェまで送り届けたが、夕食を一緒にすることになり彼女のお勧めで和食に行った。私はイタリアで和食をとるのが初めてだったが、思ったよりもまともなものを食べさせると少しは感心をした。もしフィレンツェで和食が食べたくなったら行ってみては如何だろうか。中央駅から車で約10分の距離にあるので、比較的に交通の便は良い。日本人のスタッフも数名いるので言葉の心配はありません。

侘寂(わびさび):Viale dei Mille 53:055−587779



5月17日(火)
午前中にリアルワインガイドの試飲レビューを書き上げる。午後一番で馬込の整体へ行くが、ちょうど胃の裏側・脊椎周囲に凝りが固まっていると言われる。少し疲労気味であろうか・・・。とりあえず少しリラックスが必要とのこと。帰国してからかなり忙しいからなぁ・・・。整体が終了後、4時過ぎに執筆中の原稿打ち合わせで麹町へ直行。元々は新書タイプで出版をする方向であったが、少し方向転換があり単行本になりそうで追加原稿が必要との指示を受ける。より充実したイタリアワイン本を出版するために気合を入れるしかない!市場調査を含めて千駄ヶ谷のマンジャペッシェへ初めて訪問。ワインリストの内容をチェックするのが主目的であるが、思ったよりも充実した内容でした。また、料理の方もこれがまた思った以上に良くて、たまには日本のイタリアンも食べなければと再認識。火曜なのにテーブルはほぼ満席で人気が有ることが分かる。6月に帰国した際に、またいくつかのイタリアンを訪問予定なので今から楽しみである。

昨日は三鷹のやまもと酒店へ行き、連れ立ってリアルワインガイドの試飲へ向かう。明日からやまもと酒店の加盟する吟奏の会年次総会に出席するために、土浦の方で一泊します。現状の酒屋さん状況を話すことや日本酒の酒蔵さんとの懇談も楽しみである。


5月14日(土)
午後3時から吉祥寺にてワインの試飲。今日は17種類のワインを試飲するが、興味深いものが多く勉強になった。6時過ぎに終わり、23日からイタリアに来る後輩と旅行の打ち合わせを神楽坂のたまねぎやにて行う。少し久々の訪問になるが、やはりこの店の日本酒の品揃えは日本でも最高のものだろう。銘柄はともかく自分で熟成をさせて飲ませる古酒は素晴しい質である。同行した後輩も今まで飲んでいた酒は何だったのだろうか・・・と唸ってしまった。刺し盛もいつものように素晴しい物だった。後輩は10時過ぎに帰宅したが、私はご主人と0時近くまで飲んでしまった。あれだけ飲んでも、気持ちよく酔えるのは良い酒の証拠だろう。ほんとうに素晴しい!!


5月13日(金)
昨日は午前8時過ぎに成田空港着、昼便・パリからのフライトは夜行便に比べて随分と空席が目立っていた。よって比較的に楽に戻ることが出来たと思う。自宅の整理などをしてから、一睡もせずに午後7時過ぎに試飲のために吉祥寺へ。本日は16種類のワインで、あと3回にわたり、総計で90種類のワイン試飲がある予定。試飲が終わったのは10時過ぎ、午前0時に帰宅してから午前2時就寝。

今日は時差ぼけ解消のために、午後2時過ぎまで寝ていました。午後は出かけるまでのんびりと過ごす、午後7時に恵比寿にて友人2名と会食。恵比寿駅前にある和食の店・かどたへ。コースで5000円をいただくが、かなりの内容で十分なコストパフォーマンスを感じる。本当に誠実なお店だった、ここはお薦めです。アルコール込みでひとり10000円以下で、かなり満腹になります。10時過ぎに店を出てから、代々木のライフへ軽くワインを飲みに出かけ、最終の地下鉄で帰宅。

食彩かどた:渋谷区恵比寿西1−1−2−B1:03−3780−1080:席数はそれほど多くないので、予約をした方が良さそうです。


5月10日(火)
スプマンテのフェッラーリ(トレント)が、トスカーナのピサ地域にワイナリーを建設中なのはご存知の方も多いだろう。そのワイナリーの責任者を務めるのが、前バディアディモローナの責任者で醸造家だったコラード=ダルピアッツ氏である。今日は午後から建設中のワイナリーを訪問してきた。まだ公開できないので写真はダメでした。

ワイナリーはモローナと同じテリチョーラにあり、名前をテヌータ・ポデルノーボ(Tenuta Podernovo)。葡萄畑はすでに25Haが稼動しており、03年の収穫から試験的に醸造をしている。以前に03年ヴィンテージのワイン(サンジョベーゼ+カナイオーロ・コロリーノ+メルロ)を試飲をさせてもらっているが、コラードが醸造しているだけにかなり個性的で素晴らしいワインだった。そして今日、04年収穫のワインをバレル試飲させてもらったが、バレルサンプルと思わせないほど、しなやかでマイルドなタンニン、上出来であった。また、建設中のカンティーナは、ガヤのカマルカンダなどをデザインした建築家に依頼をしたそう。むちゃくちゃに豪華なカンティーナだった。ざっと見た感じでも十数億円規模!!デザインも内装も凄いです。フェッラーリはウンブリア州でも、同規模のワイナリーを建設中で(ここの責任者もコラード)、やはり大物はやることがデカイですわ。落成記念パーティはきっと凄いことになるのだろう、今から楽しみである。コラードとの試飲が終わった後に、5分しか離れていないモローナのカンティーナに寄った。規模は少しは小さいが、ここのカンティーナもやはり美しい。ピサエリアはこれから再注目されるだろう。モローナに寄った理由だが、6月1日から7日までサルディニアに訪問するからだ。モローナの営業担当者はサルディニア出身。現地で落ち合う約束を取り付けた。サルディニアは「初」なので今から楽しみである。モローナからの帰りに、今が旬のイチゴを買って帰る。テリチョーラはイチゴの産地としても名前が知られており、露天のイチゴ商が数軒並んでいる。今日の夜はイチゴ尽くしだ!

私事、明日11日から9日間、日本へ一時帰国します。その間は更新が出来ない可能性もありますので、その際はゴメンナサイです。モンテスクダイオには20日(金)の夜に戻ります。イタリアに戻ってから試飲会が多くありそれも楽しみです。ちなみに昨日はピネータで6.5キロ走ってきました。


5月8日(日)
今日は面白い催しがイタリア中で行われていた。住民登録数が5000人以下の小都市に限ってお祭りがあったのである。私の住んでいるモンテスクダイオももちろんその条件に当てはまり、朝から楽隊が出たり、町では食事が振舞われたり、けっこう華やかなお祭りだった。チェントロでは簡単な食事が無料で出され、その食事もかなりの人数分だったが、全てアンナ(コラードの奥さん)が作ったそうだ。まぁ、アンナはプロ並みの腕前を持っているから出来るのだろうね。

それにしても新しい市長に変わってから、モンテスクダイオでは様々なイベント行われるようになったし、新しくはチッタデルオリーベ(オリーブの町)やチッタデルパーネ(パンの町)になっていた。最後のイベントで午後10時過ぎから花火が打ち上げられ、フォラパリア前の広場が着火場。私たちの家からはちょうど目線で花火を見ることが出来た。そろそろ蛍の季節であるが、まだモンテスクダイオでは見ていない。スベレートではすでにかなり飛び回っているそうだが、夜はまだまだ冷えているせいだろうか。

 

 


5月6日(金)
今日は朝から仕事でスベレートのグアルド・デル・レを訪問。今後の市場対策の打ち合わせを。スベレートはボルゲリよりも小さいエリアであるが、ワイナリーは同じようにかなり増えており、かなり色々な問題が出ているようだ。ワイナリー同士の関係悪化や新しくリリースされたワインの問題点などを色々と話を聞いた。それにしてもどの地域でも同じような話をよく聞くのだが、場所もワイナリーも無名な時代はお互いに仲が良くて、色々な面で情報交換や助け合いをしていたが、有名になり出すといきなり自分は偉くなったと勘違いをしたり、そのことを嫉妬したりで信頼関係が全く崩れていってしまうのだ。まぁ、元々から本当にはお互い信用はしていないからこうなるのだろうが、もう少しまともな人間同士の付き合いが出来ないものだろうか。ここ数年、このような話では本当に嫌な思いをする事が多いのだ。

グアルドデルレはスベレート生まれの家族が3代に渡ってワイナリーを経営している。ボルゲリのマッキオレもそうだが、地元生まれの人間が運営をしているワイナリーは、スベレートではここ以外は1軒だけらしい。このエリアでは最も有名であろうTもMも投資目的の移住組だし、最も新しいCというワイナリーはカンティーナさえスベレートには無く、グレーヴェインキャンティで醸造と瓶詰を行っているそうだ。それにしてもワインはお金儲けの手段ではないと思うが・・・。まぁ、人それぞれなのでどうでも良い事でしょうけど。

昼食を家族と一緒にご馳走になった後に、ボルゲリでアスパラガスを栽培している友人を訪ねた。今年は4月中旬まで寒く、その後急に暑くなったのでちょうど良い気候の「春」が短くて、アスパラの季節はほとんど終わりらしい。旬としては最後のアスパラを貰って、ボルゲリエリアの農業情報を色々と教えてもらう。ちょうどスベレートからの帰りだったので情報交換という感じであるが、ボルゲリも新しいワイナリーが急増しており、けっこう色々な裏話があるようだ。葡萄畑がそれほど大きくないのにワインの生産本数が凄く多いワイナリーや、モストを南イタリアから買い付けているワイナリーなど、本当にどこも問題だらけ。いくら「真実の口」と言っても書いては拙い事のオンパレードである(苦笑)!大量のアスパラを貰ったので夕食は茹でアスパラでした。



     スベレートのチェントロからワイナリー方面、少し遠すぎたかな・・・・


5月5日(木)
先週末から日本は連休ということもあり、私たちも少しのんびりしている。月曜に7キロ、今日は6キロとピネータへ走りに行った。午後から日本からの友人が2組、マッキオレを訪問するので同行。先週の木曜にも来ているのだが、葡萄の芽が倍以上に大きくなっていて驚いた。チンツィアは急に暑くなったからだと言っていたが、少し暑すぎるようだ。また03年のような猛暑にならなければ良いのだが。畑を見て回った後、04年ヴィンテージのバレル試飲、01年ヴィンテージのパレオロッソ試飲。04年はすでにバランスの取れている樽が多いようで、今後の熟成動向はかなり気になる。たぶん素晴らしいヴィンテージとなる事だろう。特にスクリオは過去のどのヴィンテージよりもエレガンスを感じさせた。かなり興味深い!その後、ボルゲリのチェントロを訪問。友人1組をチェチナ駅まで送り届け、もう一組と一緒にスカッチャペンシエリにて夕食。私がイタリアに到着した日以来と1ヶ月以上ぶりである。新鮮な魚は変わらず素晴らしい。


     カベルネフランの芽



5月1日(日)
今日はメイデーなのでヨーロッパは祭日の国が多いだろう。昨日もそうだったが朝から快晴!で25度以上の夏日だった。カザーレに住んでいる友人宅にて昼からホームパーティだった。ミケーレ家族とチェチナラグビー協会会長夫妻が来てました。この時期のトスカーナの食卓はファーベ(ソラマメ)である。日本よりも小粒のソラマメをそのまま食べるが、初夏の風物詩といったところだろう。のんびりと一日を過ごすことが出来た。


4月30日(土)
電話の方は金曜の朝に復旧していて一安心。それにしても6日間も電話がつながらない生活は記憶に無いかな・・・。

金曜の午前10時にカステッリーナのサンファビアーノカルチナイアに日本から知人グループが訪問することになっていて、朝7時に起床してカルチナイアへ。私たちも団体さんも時間通りに到着し、ロッコさんの案内の下カンティーナを見て回る。ちょうどオーナーのセリオ夫妻もサンファビアーノに来ており、昼食は奥さんの手料理をご馳走になる。食通であるセリオ夫妻は、いつでも素晴らしい素材を使って料理を作っている。滞りなく見学が終わり、私たちはトスカーナとウンブリアの境にあるキウジへ。ポッジョアイキアリを醸造しているサンタムスティオラ・オーナーのファビオ=チェンニ氏夫妻を訪ねる。昨年は日程が合わずに訪問していないので、ほぼ2年ぶりのキウジであった。ワイナリーには夕方遅く着いてしまったので、夕食の手伝いをしながら市場についての話になった。夕食は奥さんが作ったアスパラのリゾット&ビステッカでした。ワイナリーに泊めてもらい、今日は朝10時前に出発。ひじょうに天気が良く少しのんびりとモンテスクダイオに戻る。昨日も今日も25度以上、イタリアもやっと初夏の感じである。

  
       サンジョベーゼの畑

  
   芽吹き始めたサンジョベーゼ


    チェンニ夫妻の愛犬・イゾッタ


4月28日(木)
朝10時半からボルゲリ・マッキオレにて長期的な市場考察を含めた打ち合わせを行う。イタリアの新しいエージェント会社からの担当者も来ており、じっくりと2時間以上に渡り対話を行った。世界的なワイン不況の中、日本以外の販売計画など意味のある打ち合わせだった。このような話を出来るワイナリーは、じつはそうは多くないのだ。終了後にチンツィア宅にて昼食をご馳走になるが、メッソリオ99を抜栓してくれた。よく知っているワインではあるが、今日はなかなか印象的で改めてワインの面白さを感じることが出来た。

夜はミケーレの長女・エンリカの誕生パーティに呼ばれてチェチナへ。12歳になるが背丈は妻を越えそうな感じである。電話の方は相変わらず不通のままだが、今日になりやっと窓口担当につながった。むちゃくちゃにクレームをしたが、明日の午前中には直るだろう、とあっさりと言われたがどうなることやらだ。

 
     カベルネフランの畑

 
  芽吹き始めたカベルネフラン


4月27日(水)
昨日は市場の日だったが事務仕事が詰まっていて行く事が出来なかった。お昼のローストチキンも食べられなかった。電話の方は不通が続いていて、テレコムにもつながらず。まぁ、もう一日我慢をするしかなさそう。日本ではこのようなことが起こるのだろうか?

夜は旅行会社の友人・ステファノと彼女が食事に来てくれた。彼にはいつもお世話になっているのでお礼の気持ちである。彼はあまりワインを飲まないらしいが、さすがにイタリア人。味の判断はなかなか鋭いものを持っている。やはり素人さんも侮れない!


4月26日(火)
日曜から不通の電話回線は今日も変わらず!テレコムに勤めていた友人に電話(当然に携帯から)をして話を聞いたら、一般家庭の電話回線不通は業務的に重要ではないので、けっこう後回しにされることがある、と言われてしまった。病院などの公共施設ならばすぐに直しにくそうだが、この国の人間はなぜこのような発想になるのか、私には全く理解が出来ない。後回しと言っても木曜あたりから不通になっている家もあるそうだから、今日で6日目になるではないか。その上、テレコムへと確認の電話をしても、10分以上待ってもつながらない!!ベッペなどは20回以上電話をしたらしい。やっぱりもうこの国はG8からは出した方が良いだろうに。このページのアップは超緊急用にしか使わない、携帯からのコネクションで上げている。今回は本当に困った。

昨日は連休の最終日、友人達とフォラパリアにピザを食べに行くが、いつもは一杯の店内も半分以下しかテーブルが埋まっていなかった。電話不通の影響を完全に受けてしまい、連休中の客数はいつもの半分以下になってしまったそうだ。オーナーはテレコムを訴えると言っていたが、この発想自体は当たり前だ!明日は回復するのだろうか・・・かなりネガティブだが。次回、サイト上へアップできるのはいつになる事だろう?

JR福知山線の事故は、こちらでもトップニュースとして取り上げられた。まだ状況ははっきりとしないようだが痛ましい事故である。ほとんど、人災のようだが悪条件がいくつも重なってしまったのだろう。たかだが1分半のために何人の方が亡くなったのだろうか・・・。合掌。


4月24日(日)
朝から電話が不通で状況が全く不明のまま一日を過ぎてしまった。午後7時を過ぎても修復しないので、ベッペ宅に電話の確認をしに行ったら、どうやらモンテスクダイオのかなりの家庭で電話が不通になっているらしい。私たちの家では昨日は通じていたが、ベッペ宅ではけっこう前から不通になっているらしい。テレコムに状況の確認電話をしたら、月曜まで休みなので火曜に確認をしてみると言われたらしい!それにしてもこの国の公共設備関係のサービスはどうなっているのだろうか?電話やガス、水道の仕事に休みなどあるわけが無いと思うのは日本人だけなのだろうか・・・。このような国が先進国と言われるのだから、世界の価値基準は分からない。おそらく明日も電話は不通だろう!このような状況をイタリア人は不思議に思わないのだろうか。

夜はミケーレに誘われて彼の実家のあるパスティナのレストランに行く。生ハムの前菜、自家製トルテリーニ、タリアータ、ドルチェで1人20ユーロ。久々に適正価格の食堂に行く事が出来た。この価格はピッツェリアに行って、ピザとビール・ドルチェをあわせるよりも安いのだ!このような店があると以前は気軽に考えていたピザを食べるのもかなりばかばかしくなってくる。


4月23日(土)
アルトアディジェから無事に帰宅する。イタリアは25日(月)まで連休に入るので道路の混雑を予想していたが、全く問題なく戻ることが出来た。北から戻るときはパルマ−スペツィアを抜けるのが良い事を再確認。今日パドバに住む友人がチェチナに来たのだが、ボローニャ−フィレンツェの高速は大渋滞でパドバからチェチナまで4時間半かかったそうだ。私たちは途中ガルダ湖畔の町・アッフィにてワイナリー訪問と昼食をし、午後7時半にモンテスクダイオに戻った。昼食をとった”Trattoria Da Nanni”と言う店はかなりレベルが高く驚いた。地元の人と一緒ではないと絶対に行く事は無いだろう、こんな田舎町にあるトラットリアとは思えない内容の店だった。

夜は私たちが行く美容室経営の友人宅にて夕食会。パドバからの友人の参加もあり大いに盛り上がる。そういうことで午前1時過ぎに帰宅。アルトアディジェからの運転もあり、けっこう疲れて就寝。

今回は走行距離が約1200キロとそれほど多くは有りませんでした。21日、モンテスクダイオを8時に出発して11時半にモデナ着。ランブルスコを醸造しているVilla di Corloを訪問して試飲を少々。小1時間でワイナリーを出発してアルトアディジェ・カルダロ湖を目指す。カルダーロではErste&Neueを訪問。ヴィニタリーで試飲が出来なかった赤ワインを一通り試す。02年収穫のカベルネ、メルロは秀逸な出来栄え。夕食はアッピアーノの名店・ツールロゼにて晩餐会。やはりここはレベルの高い料理を提供してくれる。

22日、午前中にCantina di Bolzanoを訪問し、今後の打ち合わせ。その後メラーノへ行き昼食。以前にも紹介をしたと思うがチェントロのKaalmazと言う日本人ソムリエがいるレストランで、昨年夏からアルトアディジェで修行中の友人シェフ・中安氏と久々の再会。昼食後ボルザーノに戻り、1898年から続く伝統のあるボルザーノの試飲会へ。午後5時から午後10時過ぎまでの開場で、会場内にレストランもあり夕食はそこで。アルトアディジェの殆どのカンティーナが参加しており、比較試飲をするには絶好の機会でした。時間的に白を重点的に、特にソービニョンとゲベルツ、ピノビアンコは殆どのワイナリーを試飲。午後11時過ぎにホテルに戻るまで試飲をしていた。


4月20日(水)
イタリアに来てから早1ヶ月。桜の季節も終わりそうで、そろそろ初夏の気分・・・と行きたいが、昼過ぎから天気が急に悪くなり寒い事!

今日は散髪に行ってきた。明日から土曜までエミリア・モデナ−アルトアディジェ・カルダーロ(2泊)−ヴェネト・アッフィと回ってきます。ヴィニタリーで回りきれなかったワイナリーへの訪問。天気が良い事を祈るだけです。アルトアディジェでは試飲会に行ってきますので、そちらもレポートできればと思ってます。


4月19日(火)
日本にもすぐにニュースが届いたと思うけど、新しいローマ法王が決まった。大方の予想通りだろうか、ドイツ人の候補者だった。ジョバンニパウロ2世はかなりの長期に渡り法王をつとめ、色々な業績を上げていたので、ベネデット16世は大変だろうと思う。78歳にして法王になり、これからの活躍できっと若返る事だろう。遣り甲斐のあることを始めると気持ちが若返るものだから。


4月18日(月)
ピサ地域の名門ワイナリーであるバディア・ディ・モローナの新しく完成したカンティーナの開会記念パーティに参加。モローナとは96年ヴィンテージからのお付き合いなので、かれこれ8年ワインを扱っている事になる。私がモローナを始めて訪問したとき、手狭なカンティーナにステンレスタンクからセメントタンク、バリックなど入りきらないような状況だった事を思い出し、柄にも無く感慨深くなってしまった。どのワイナリーも進歩するものだ!!

フィレンツェに語学留学中の友人女性2名が特別に参加し、来客者は約100名だろうか。なかなか素晴らしい会となった。新しい醸造家とジョルジョ=マローネ氏とも会うことが出来、モローナの新時代を肌で感じる事も出来た。今後のモローナのワインにはかなり期待をして欲しい。

この日、エスプレッソワインガイドの編集責任者・エルネスト=ジェンティッリ氏が参加しており、最近のトスカーナ海岸線のワインについて意見を交換した。彼も16日にカスタネットで行われていた試飲会に来ていたそうだ。私たちと同じように現状のボルゲリエリアのワインに関してはかなり否定的な意見だった。90年以前からワイン造りをしていた、サッシカイア・オルネライア・マッキオレの3つはとにかく別格。これにグラタマッコとミケーレサッタが続き、それ以外のワイナリーで評価に値するものは極少数と思っているらしい。ワイン造りにテロワールが最も大切な事は周知の事実であるが、新しく出来たワイナリーと言うのは、いままで野菜やオリーブを作っていた場所を葡萄畑にしている。これはどのようなことを意味するのか、分かる方も多いだろう。


4月17日(日)
今日も朝から天気が悪く、午前中一杯は雨降りでした。夕方からは少し回復して午後4時にミケーレ家族とピネータへ走りに行った。前回同様に娘2人は自転車、3.5キロ地点で折り返しで7キロを走る。久しぶりだったので妻はバテバテでした!夜は友人夫婦とピザを食べに出かけた。モンテスクダイオから程近い、新しい店で、ピザはなかなか美味しいのだがかなり高い値付けで驚いた。ピザ価格の標準はマルゲリータだが、なんと5.5ユーロ!!私はだいたい具が何種類かのっているものを頼むが平均して7.5ユーロである。ピザも気軽に食べられなくなってしまった・・・と実感。いやはや、なんとも、である。


4月16日(土)
昨日、一昨日と天気も悪かった事もあり、家からは出かけていない。個人的には骨休みになったと思っているが、妻はもう少し休養が必要だと言っている。やっぱり仕事のし過ぎだろうか・・・(笑)。今日はカスタネットカルドゥッチでボルゲリエリアの試飲会=カスタネットタボラ=が行われて、ミケーレとともに出かけた。今日も天気が悪くて朝から大雨、カスタネットに到着したときには雹が降ってくる始末。車内で15分ほど待ち、小雨になってから会場に向うが11時開始のはずが12時近くになっていても始まる兆しが無い。その上、参加するはずの生産者も来ていない!いくら雨が強いとはいえ、迎える筈のワイナリーがいないとは、さすがにイタリアである。12時半を過ぎて担当のソムリエが来場、午前の部は1時で終了のために30分だけの試飲で会場から出された。しょうがなくマッキオレのチンツィアとカスタネットのヴェッキオフラントイオというレストランで昼食をしてから、午後4時からの試飲会に参加。合計で35種類のボルゲリワインを試飲することが出来た。が、本当にワイナリーの数が増えすぎだ!ワインが多すぎるぞ!!というのが正直な印象である。

これで全部の試飲をしていないのだから全く疲れてしまう。ちなみに試飲をしたワインは次の通りです。

・午前の部
1.Pean03  Batzella  2.RuitHora02  CacciaalPiano  3.Adeo03  CampoallaSughera  4.Mosaico03  CasadiTerra  5.Maronea03  CasadiTerra  6.Zizzolo03  Fornacelle  7.Felciaino03  GiovanniChiappini  8.GreppiCupi Rosso03  GreppiCupi  9.Grale03  Grascete  10.Grattamacco Rosso03  Grattamacco  11.Antillo03  GuadoalMelo  12.Bluciato02 GuadoalTasso  13.bolgeli  GiorgioMeretti  14.LeVolte Ornellaia  15.Tarabuso03 Marchesato

・午後の部
1.GrattamaccoBianco03  2.Vermentino04 GuadoalTasso  3.Vermentino04  Campofitto  4.EmirioPrimoBianco04 Marchesato  5.Scarabrone04 GuadoalTasso  6.Tegoleto03  ?  7.BolgheriRosso03 MicheleSatta  8.Sgaglilia04 CampoalNoce  9.EmirioPrimoRosso03 Marchesato  10.CasaalPianoRosso03  11.VillaDonoratico03  12.Arnione02  CampoallaSughera  13.GuidoAlberto03  SanGuido  14.GuadoDeGemoli02 GiovanniChiappini  15.Montepergoli01 EnricoSantini  16.GuadoalTasso01  17.Paleo01  Macchiole  18.Sassicaia02  SanGuido  19.Ornellaia02  Ornellaia  20.Magari02  CaMarcanda

04年ヴィンテージは瓶詰して間もないワインが多く、やはりバランス的にはまだまだの状態だった。それにしても新しいワイナリーが多く、ボルゲリの近くに住んでいても全てを把握する事が難しい状況となっている。ボルゲリエリアらしい果実味が有るものは少なく、このようなワインで売れるのか?と考えさせられるものも多かった、大いなる不安が心に残ってしまった。

始まりが遅れてしまったので、一緒に行ったミケーレは殆ど試飲が出来なかった。穴埋めではないけど夜はミケーレ・パオラ夫妻を家に誘って夕食を一緒にした。オマールのリングイネとフリッタータ(私は卵料理が好きではないが妻特製のものは食べられる)、ワインはヴィエディロマンスのピエーレ01。食後に飲んだドンナフガータのベンリエ03は素晴らしいパフォーマンスを見せた。詳細はワインの記録に記入しますのでそちらを。


4月13日(水)
今日から北イタリアツアー&ヴィニタリーのレポート(4月13日更新)をあげていきます。これは別のページで書いた方が読みやすいと思うのでリンクを張っておきますので宜しくどうぞ。

今日はさすがにのんびりである。夜はミケーレに誘われて夕食をご馳走になる。長女のエンリカは12歳であるが、専門家によるダイエットメニューを組み始めたらしく、私たちの夕食もエンリカにあわせて野菜中心であった。私たちにも有り難い夕食でした。いつもは遅くなる帰宅も、今日は10時過ぎとかなり早く帰ることが出来た。今週は少し骨休めをしながら、事務仕事をしていこう。


4月12日(火)
11日間にわたる北イタリア出張からモンテスクダイオに戻りました。かなり内容豊富なツアーでしたから、これは別途サイト上にレポートとしてあげるつもりです。必ずやりますので楽しみにしていてください。今回はかなり疲れましたが、それなりの成果が上がりそうで楽しみです!


4月1日(金)
今日も忙しい一日だった。朝8時にモンテスクダイオを出発してポンテデッラのアウディに行き、新車のチェックをしてもらった。その後、12時にマッキオレを訪問し、ヴィニタリーの予定を打ち合わせ。昼食はチンツィアとサンヴィンチェンツォのザンジバールという店で魚料理をご馳走になる。彼女も今年になって車を買い換えており、同じアウディだがA4のAVANTE・2.0TDIになっていた。2月下旬に買った新車だが、すでに6000キロ以上を走っており、彼女もかなり忙しい事が簡単に分かってしまう。子供が少しは大きくなったとはいえ、2人を育てながらのオーナー業はさぞかし疲れて難しい事だろう。チンツィアはほんとうに強い女性だ。

昼食後、ボルゲリチェントロに行き、行きつけのエノテカに挨拶。エノテカ・トニョーニという、ボルゲリの門を入ってすぐ右側に店がある。オーナーのフランチェスコは昨年9月末に新店舗をすぐ近くに出しており、そこでは簡単な食事も出している。じつはこの店のシェフは28歳の日本人で、奥さん(もちろん日本人です)と2人で調理場を切り盛りしている。色々な人から彼の噂は耳にしていたが、会ってみるとかなりの情熱を持ってイタリアで料理の修行をしているようだ。今、フランチェスコの計らいで夫婦共々労働ヴィザの手続きに入っているので、上手く完了する事を祈ってあげたい。1時間ほど彼らと話をしてから6時過ぎに帰宅。昼食を食べ過ぎたので夜は野菜スープだけでした。

明日2日から13日までは北イタリアに行っているので、たぶん更新が出来ないでしょう。モンテスクダイオに戻ったら必ず更新をしますのでそれまでお待ちください!!今年のヴィニタリーなどの情報を頑張ってアップします。