かつてのアナトリアは現在のトルコ共和国、アンカラを中心に北はロシア アルメニア西にイランを含む地域

旧約聖書の中でノアの箱舟が漂着した山とされるアララト山からの
雪解けの水がワン湖に注ぎティグリス(ディジュレ川)とユーフラテス(フラット川)の源流となっている

中央アジア 東アジアなどからの原モンゴル人やセム系諸民族から成る原ユーフラテス人と呼ばれるシュメール人以前の人々が住み
メソポタミア文明に先行する文明が在ったと推定される
この地はアジアとヨーロッパをむすぶ陸橋であり古代文明の十字路でもある
特筆すべきは古代史の中で人類が最初に金属と出会った所であり金属精錬の発祥の地でもある

BC8000
最後の氷河期が終わり気象学上現在とほとんど同じ気候が始まった時期。
農耕・牧畜・土器・土偶新石器 と同時期に銅器の使用が見られ金石併用時代、
銅石器時代が始まっている。  ハジュラルの遺跡
BC6000  
コンヤ近郊チャタルホヤックで発見された世界最古の町の跡・共同住宅跡
エジプト先王朝時代
BC5500 
現在のボガズガレ
先メソポタミア エリドウ
アラジャホユックの遺跡
サマッラ文化
シュメール人の出現
BC4000
青銅器時代の始まり
シュメール文字
銅と錫の合金 〜 合金の時代の始まり
ロストワックス技術
エレクトラム(琥珀金)の使用(金と銀の合金)
エジプトの青銅器時代は紀元前2000年位に
始まるがそれよりもはるかに先行している
最初の絵文字
青銅の雄鹿像、アンカラ アナトリア博物館
女人授乳像、同上
スタンダード頭部、イスタンブル考古学館
隊商の活躍が始まり 装身具、祭具の完成
先ハラッパー文明
BC3000
小王国の時代 〜 ハッテイ、カッパドキア王国等
シュメール文明、メソポタミアの幕開け
宴会図(ビールの発明)が物語る
シルクロードの十字路であったアナトリアの役割

BC2700
エジプト
ピラミッド時代
アラジャヒュユックの遺跡
金銀水晶の芸術・武器・太陽円盤等、1500度の熱が必要な鉄の登場
BC2400年の黄金の柄と鞭を持つ鉄剣がアンカラのアナトリア博物館に現存
金銀銅鉄などの使用が高まる
旧約聖書に登場  ヘテ人
BC2500頃から
インダス文明登場
モヘンジョダロ
クレタ ミケーネ
トロイにギリシャ人出現
象形文字の出現
ギルガメッシュ伝説
BC2000
鉄器時代が始まる  ハッテイ
アッシリアの商業植民地としてカッパドキア都市の成立
カッパドキア文書:鉄の交易〜金の5倍の価格
カイセリ郊外 キュルテペ
ギリシャの青銅器時代の始まり
BC1800
小王国を統一したヒッタイト帝国の誕生
経済軍事大国としてボガズキョイ、ハットウサ、
ヤズルカヤ、ボロズテペの遺跡
ハムラビ法典
印欧語族 ルウイ族(中央アジア)フルリ族等の他民族国家
ボガズキョイ文書:粘土板
法律・歴史・国際条約文書・伝説等から成立つ
イギリス
ストーンヘンジ
トロイの遺跡
クレタ文明
〜イスタンブル古代オリエント博物館〜
:エジプトとの平和条約
鉄の戦車(3人乗り)と鉄の武器
人類史上初めて鉄を工業化し独占しオリエント最強の
国家としてエジプトと覇権を競う
鉄の合金・銅を製造・インドに渡りウーツ銅・ダマスカス銅として発展する
ギリシャとの戦い〜ミケーネ、トロイでの戦い 
ホメロスの詩中  金と鉄が同価格

中国文明・殷
中国青銅器時代
BC1200
民族の大移動とともにヒッタイト帝国が消滅
エジプトを除く古代文明が消滅
ヒッタイトからフリギアへ
ツタンカーメン王即位

モーゼ脱エジプト
ソロモン王ダビデ
BC600
アッシリア帝国がエジプトを支配しオリエントの統一
フェニキア人の発展とイスラエル人騎馬民族スキタイと鉄、金
アフリカに黒人帝国クシュ
BC400
旧約聖書の成立
アルメニアのウラルトウ王国
リュディア人(ヒッタイトの末裔)メディア人(後のイラン人)アルメニアからの
バルスア人(後のペルシャ人)新バビロニア等を統一してキョロス王がペルシャ帝国を創立
その後ダレイオス王がアフガニスタン、インダスまで支配
サカ族を通じウラルの金鉱を支配
ペレスポリス アラム語
パルテノン神殿
マヤ文明
ギリシャを中心にヘレニズム文明
アレキサンダー大王
BC 200
ローマ帝国
秦の始皇帝
AD 100
ナスカ
ローマ
コロセアム
AD 200
カッパドキアを東西両世界の境界線としてイスラムとキリスト教が共存
イースター島

現代文明は人類が初めて火を使用し 金属を加工する事により始まった
それが ノアの箱舟伝説のあるアナトリアで何故始まったのか大変興味深い
シルクロードはまた金属の道としてアナトリア起点に発展した東西南北に金属技術が伝えられ
遠く日本にもスキタイやソグド人やサカ族を通じ中央アジアを通り飛鳥 正倉院へとやってきたのではないか