今回、人から頼まれて、PCを作ることになった。依頼内容は、まず、PCのパワーUPがひとつ、
いまより小さく(省スペース)にすること。そして最後に、これが最も重要、なるべくコストをかけずにということである。
いま現在使用しているPCは、K6の200MHz、64Mのメモリを搭載、インターネットが主な
利用目的、あとは、ワープロと表計算をちょっと、という、まぁ、そんなにPCパワーを必要としない使い方である。
このくらいだったら、メモリを128Mぐらいにするだけでも、だいぶ違うと思うが、省スペースの目的が達成できない。
省スペース化の方法として、いまはATXのマザーボードを使っているので、これをMicroATXにするかNLXにしてしまえば、省スペースかが実現できる。しかし、店で物色したところ、MicroATXは、もとの物に比べあまり省スペース度が高くない、かといって、NLXは品数が少なく、値段が高い(ASUSのもので3万を越えていた)ので、ちょっと躊躇してしまう。
結局、インターネットでなどで調べてみた結果、以下のブックタイプPCベアボーンキットで制作することにした。
ベアボーンキットとは、半完成のPCで、CPUやメモリなどをつけるだけで完成できる組み立てPCである。
通常の自作PCと比べて、主要部品があらかじめ組み立ててあるので、手間が省けていい。
組み立て初心者に最適だと思う。
ちなみにこのベアボーンキットは、統合型チップセットであるインテルの810を搭載。ビデオ機能はおろか、LANやオーディオやモデムもオンボードでついている。もち、USBもついている。しかし、よくわからないのが、COMポートがついていないことだろう。これだけいろんなインターフェースがついているのに、これだけ、なぜ、つけなかったのだろう。TAなどはCOMポート経由だし、デジカメの画像取り込みでも使うし、なぜだろう。
もし、このベアボーンを買う場合、COMポートを使うことがある人はその辺を注意してもらいたい。
さて、パワーアップについては、このキットはセレロンの533MHzまで対応しているので、オーケー、省スペースに関しては、以下の写真を見てもらえばいいと思うが、かなり小さい。コストの方も、キットで、¥26800という低価格。CD−ROM。フロッピーディスクが標準装備、付属品で、キーボード、マウス、スピーカー、などが入っているのを考えると、本当に安い。このベアボーンキットの詳細はこちら
または、こちらPCCIHPSのホームページです。
あと、CPUとメモリ、ハードディスクを買えばPCが一台できる。
いちおう今回は、メモリ、ハードディスクはいまのPCで使っている物を移植、新しく買うのはCPUだけでいいことになる。店では、セレロン533MHz、500MHzと二種類がおいてあった、値段の差にして2000円とは違わないのだが、格安制作という目的があるので、500の方を選んだ、これで、一万円でお釣りがきた。
結局、かかったコストが、キット代、¥30870(通販の送料を含む)、CPU代、¥9280合わせて、
4万をちょっと越える、この値段が安いか、高いかは人によってそれぞれ違うと思われるが、省スペース格安という目的を達するには、これがぎりぎりだとは思う・・・
このキットはこちらから購入した。株式会社アイツー
以下は、その組み立ての様子である。
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