11.大光山千葉院 中道寺
宗派:日蓮宗
住所:杉並区荻窪 2-25-1
交通:JR・地下鉄丸の内線 荻窪駅下車 南口徒歩15分



中道寺の鐘楼付きの山門
中道寺の鐘楼付きの山門
松見橋の右岸側に中道寺があります。
開創は天正10年(1582)、本尊日蓮上人像は通称「黒目の祖師」といわれ、区登録文化財になっています。像高24センチの小ぶりな仏像ですが、造像の年代は中道寺が寺容を整えたと伝えられる寛永13年(1636)頃か、それに近い江戸時代前期と思われ、江戸仏像造像史の一資料となっています。

山門は欅作りの二階建てで二階には梵鐘が吊ってあります。山門兼鐘楼は大変珍しい型式です。
山門の後ろに苔がはえたコンクリートのつり鐘があります。鐘楼が吊ってあった寛保二年銘の梵鐘は、太平洋戦争中に金属回収のため国へ献納されました。梵鐘がなくなったので山門が軽くなり、風の被害を避けるため同じ重さのコンクリート製のおもしを作り吊したものです。今の梵鐘は戦後他寺より譲り受けたものです。 (金属回収とは金属供出とも云われ、戦争中に鉄・銅製品を家庭や工場から回収して軍事生産に廻されました。昭和17年(1942)には回収令による強制譲渡命令を出して寺院の仏具・鐘楼まで供出することになりました)

本堂の裏側にある不動尊は、熱病にきくと信じられています。その昔大変な熱病がはやり大勢の人が亡くなりました。これは火の神様を祭らなかったから熱病のたたりがあったからではと不動尊碑を建て、お参りしたところ熱病の流行が消えました。それ以後熱病が起こるたびにこのお不動様に願をかけたといいます。
コンクリートのつり鐘
コンクリートのつり鐘



善福寺川
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