![]() 阿佐ヶ谷駅北口、仕事帰りの人が立ち止まります |
秋の日に街角からジャズの演奏が聞こえる、今年もけやき並木の中杉通りで「阿佐谷ジャズストリート」が開催されました。 誕生してから10年目、JAZZで"まち"おこしをと始まったこの催しは多くのミュージシャンやボランティアの力で育っています。 |
| 「阿佐谷ジャズストリート2004」 | ||||||
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「山下洋輔(P)+MIYA(FI)スペシャルデュオ」を聴いて
神明宮でジャズを聴きたいと思い始めてから何年もたってしまいました。今年こそと気合を入れて前売り券をゲット。神社のかがり火のもと山下洋輔の演奏に出会えました。 山下さんは日米交流150周年記念で、「パシフィック・クロッシング」コンサートツアーを終えたばかり、ニューヨーク、ワシントン、サンフランシスコなどを廻って時差ぼけも脱していないらしく、気持はアメリカという状態での演奏だったのでしょうか。2番目に演奏した「しゃぼんだま」はアメリカの空をふんわり飛んでいるかのようでした。かがり火はいつか鎌倉で薪能を鑑賞したときは静かでしたのに、この度は曲に合わせてパチパチと勢いよく赤い火が踊っているように見えました。 ラベルのボレロが始まったときは感動、うるっとなりましたが、あまりの迫力にピアノが壊れてしまうのではないかと心配にもなりました。 ゲストはフルートの音も姿も美しいMIYAさんとアルトサックスの音大の学生さん、若い方々の演奏は伸びやかで今後の活躍に期待をもたせてくれました。 当日は雨も降らず、それほど寒くもなく幸いでしたが、天候が悪かったら問題だなと思いました。 興奮もさめやらず家路をたどりながら、マティス展で見た「ジャズ」を想っていました。 70歳過ぎて絵筆を切り紙に変え、即興的な過程からジャズと名付けられたという5枚のリズミカルな切り紙絵です。マティスの耳にはどんなリズムが響いていたのでしょうか。晩年の作品で、光と空間の単純化と純粋化を追求した結果、"色彩でデッサンする"切り紙絵の世界に到ったといいます。 雑事にめまぐるしく暮らす中で、なんとアートの日であったか、阿佐谷ジャズストリートのお陰です。(2004.10 S) |
![]() かがり火の前で演奏されました |
![]() 熱演をござの上に座って聴きました |