第7回(2001年)

10月26(金)、27(土)両日、阿佐谷のケヤキ並木の街が今年もジャズであふれました。
駅近くの小さなジャズバーでの仲間の語らいから生まれた阿佐谷ジャズストリートも今年で7回目を迎えました。 スウィングからボサノバ、ラテン、ブルース、等々、ジャズのジャンルのすべてが生演奏で堪能できた二日間でした。
杉並区役所音楽部リズムティースト(杉並区役所前)
杉並区役所音楽部リズムティースト(杉並区役所前)
田村博トリオ&檜せいら(JR阿佐ヶ谷駅南口噴水前広場)
田村博トリオ&檜せいら(JR阿佐ヶ谷駅南口噴水前広場)
竹内郁人クインテット(JR阿佐ヶ谷駅北口パサージュ前)
竹内郁人クインテット(JR阿佐ヶ谷駅北口パサージュ前)
水森亜土&高浜和英トリオ(神明宮神楽殿)
水森亜土&高浜和英トリオ(神明宮神楽殿)

今回は阿佐ヶ谷在住の一女性ジャズ愛好家からつぎのようなレポートを頂きました。
毎年この日が近づくとなんとなくウズウズ、わくわくする。
両日の予定がつまっていても、取りあえず二日間通しの前売り券を買ってします。
今年は、26日(金)の二つの会場でジャズを楽しむことができた。

「上海リルとその楽団」(東京会館)
このバンドは、Vib(ヴィブラホーン)の内田晃一氏(ジャズワールド誌の編集長でもある)を中心にしたクインテットに、上海リルこと澄淳子のボーカルを加えたユニットである。
昭和初期、日本に入って来たジャズに日本語の詞をつけて演奏していたスタイルを忠実に再現したナンバーを中心に活動している。その頃の和製ポップス(和製ジャズと言った方が当たっているか)である「君恋し」や「別れのブルース」等を彼等流にアレンジしたものも演奏してる。もちろん「枯れ葉」等のスタンダードも演奏している。

以下澄さん談。
「この頃の日本語の詞は、イメージの広がりの素晴らしさが魅力。もっとも、昨今のヴィジュワル情報だらけの世の中では、あの空、この雲、等と言った時にどれだけ聞く人の心の中にイメージが広がるか。 共通のイメージを持つことが難しくなっているかもしれない」

「マーサ三宅」(スペースベリオ)
マーサの声には相変わらず素晴らしい艶がある。発音のクリヤーさ、音程の完璧さは他の追随を許さない。
近年その安定感に大らかさ(遊びの感覚とでも言おうか)が加わって本人が歌う事を楽しんでいる瞬間が感じられる。それを聞く私たちも楽しくなる。
伴奏の青木弘武トリオは、柴田良宏(Bass)、バイソン片山(Drs)である。
各自が卓越した技量を持っている。 例えば「アマポ−ラ」等、最初は平易な雰囲気で始まりだんだんにゆっくりと(聞き手の気持ちが熟するのを待って)テンポやリズムパターンや、曲想が変化していく。ピアノが自在なヴァリエーションを奏でると瞬時にしてBassと Drumsも合わせていくというジャズの醍醐味を聞かせてくれた。


阿佐谷ジャズストリート